基本理念  
 私たちが市民活動を促進して上での、基本的な考え方として、次の3つの基本理念を定めています。
1.道、事業者及び道民の理解の下に、社会全体で促進
 市民活動が果たしていく役割や機能のうちで、最も重要なもののひとつが、行政や企業とは異なる発送や形態で、公益性・社会性の高いサービスを提供することです。
 市民活動は、もともとが市民の自発的な活動であり、行政や企業はこの点に留意し、あくまでも対等なパートナーシップに基づいた協働関係をつくっていくことが重要であり、そのためには、社会全体が市民活動の支援を行い促進することが重要です。

2.道民の自発的な意志と自己責任
 対等なパートナーシップに基づいた協働関係を築いていくためには、行政や企業の誘導ではなく、市民(道民)が、自らの意思でその活動に参加し、又は参加しないことができ、これが不当に妨げられるものでなく、さらに、自らの意思で行うものであることから、それに伴う責任も自らが負うものでなければなりません。
3.自主性及び自律性の尊重
 市民活動は、市民(道民)が自発的に行う行動であり、行政や企業などが恣意的に活動を誘導することは避けなければなりません。活動する団体の自主性及び自律性が尊重されなければ、真のパートナーシップを構築することとはなりません。

 
 
市民:
市の住民という意味での市民ではなく、社会的な立場や、所属などにとらわれないで、個人として社会的責任を自覚した人々という意味の市民をさしています。
ボランティア活動:
個人又は団体、企業などが、自然的な意思により、労力や技術、時間、金銭等を進んで提供し、報酬を目的とせずに、広く市民や社会に貢献する活動をいいます。
ボランティア活動が個人の活動を基本にするのに対し、NPO活動は組織的な活動であることなどの違いがあります。
協働(パートナーシップ):

行政と市民などの主体同士が相互の信頼と理解に立って一つの目的に向かって協力して活動していくことをいいます。この協働が成立するためには、
(1)共通の課題領域
(2)目的意識の共有
(3)自立、自己の確立
(4)相手の特性の認識と尊重
(5)相互に対等の関係
(6)強力・協調した活動などが必要だといわれています。

自律:
外部からの制御から脱して、自身の立てた規範に従って行動することを意味します。